35歳でスキルス胃がんになった。その後。

35歳でスキルス胃がんになりました。抗ガン剤TS-1の副作用により涙道が閉鎖し、常に涙が目からあふれ出ている状態です。

スキルス胃がん患者の経験から|突然がんを告知されて不安なときに読む本

「悩みがないのが悩みかな?」なんて、ふざけたことを思って生きていた私が、突然がんを告知されて不安の渦に巻き込まれた。

その不安の渦となっているものとはなにか。

一番は「わからない」ことだ。

がんの手術では、手術前に医師が見立てたステージと実際に手術をしてから判明したステージが異なることは珍しくない。
「予想していたよりもマシだったのか」「予想した以上にマズイ状態なのか」
自分がどっちに転ぶのかは、全くわからない。


人生で一番不安になったときは術後の顕微鏡検査の結果を待つ間だった。


www.will-survive.life


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入院中は暇で暇で仕方がなかった。
隙があらば「私はこれからどうなるんだろう」という不安が頭の中を支配してしまうから、なるべく色んなことをして過ごそうとしていた。
ただ、ベッドで本を読むにも、動画を見るにも、長時間同じ姿勢でいるのが辛く、ある程度自由に身動きできるようになってからは、なるべく身体を動かそうと病院内をうろついたが、それだけ一日時間をつぶせる訳ではない。
就寝時間の21時には、すぐに睡眠導入剤を飲んで寝たが、夜中の1時ごろに目覚めてしまうと、朝方まで地獄のような長い夜が続いた。

いま思いだすだけでもツライ…


そんな入院生活を送っていた私が、不安で不安で仕方がないときに読んでいた本があった。


心配事の9割は起こらない: 減らす、手放す、忘れる「禅の教え」 (単行本)


救いになった言葉があった。

<世の中には自分ではどうにもできないことがある。命そのものでさえ、自分の力が及ばないもの。>

<自分ではどうにもならないことなのだから、それを受け入れる以外の方策はない。シタバタしても仕方がないこと。>

<自分ではどうにもならないことを受け入れたら、その状況と共存できるようになる。あるがまま、そのままの自分で今できることと向き合えるようになる。>

<そしたら、どうにもならないことにとらわれることがなくなって、「どうにかなる」ことに前向きの心で取り組めるようになる。>


不安になったときは、何度も何度も読み返して、そして心がふわっと軽くなった。

もしかして、私だけかもしれないけど…
途方にくれそうなくらい本当に不安なときって、観念的な言葉(「笑うとがん細胞を破壊できるそうですよ」とか「人生無駄なことはありません。この経験はあなたの人生を豊かにしてくれるでしょう」とか)をかけられても全く心に響かない。

むしろ「がんになってしまったものはしゃーないやんか」「人生なんて理不尽なことだらけや」(なぜか関西弁風に笑)と言われる方が私はスッキリする。


禅宗の教えというと、なんだか堅苦しいイメージだったけど、ようするに「悩んでもしゃーないから、いい加減腹くくれ」という私なりの解釈ができて、それが心の中にしっくり納まったとき、不安な気持ちはどこかに消えていった。(またしばらくすると復活しちゃうけどね)



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