35歳でスキルス胃がんになった。その後。

35歳でスキルス胃がんになりました。抗ガン剤TS-1の副作用により涙道が閉鎖し、常に涙が目からあふれ出ている状態です。

医療保険とがん保険に入っておいた方がよいタイプの人とは?

自分だけは大丈夫…とおもっていたわりには、医療保険がん保険にはしっかり入っていた私。
振り返ると、保険に入っていたか、いなかったかで、私の入院・闘病生活には天と地ほどの違いがあったと思う。

胃がんの治療費はいくらかったのか?

癌の治療といえば高額なイメージだが、あくまでも標準治療を受ける場合に限ってはその限りではない。

私の場合はすべてガイドラインに沿った標準治療のみを受けてきた。そして、その標準治療には高額医療費制度が適用されてるので、手術+20日間の入院費用は95,411円だった。
さらに、夫の職場の健康保険組合から「家族療養費付加金、入院付加金」が78,400円支給されたため、実質の負担額は17,011円だった。

実感としては、ほとんど治療費の自己負担はないに等しく感じ、がんになって家計が苦しくなったということはない。
(※これはもちろん夫婦ふたり暮らしであったこと、夫の収入だけで家計が回る状態であったこともその理由になると思う。)


<参考記事>

胃がんの治療費:胃がんの検査、手術、入院費用まとめ - 35歳でスキルス胃がんになった。その後。

胃がんの治療費:TS-1を1年間服薬したときにかかる費用まとめ - 35歳でスキルス胃がんになった。その後。


医療保険がん保険に入っておいた方がよいタイプの人とは

家族にがん患者がいる人

絶対に入っていた方が良いと思う。
というのも我が家(私の実家の親・兄弟)は5人家族だが、私を含めて5人中4人が癌になっているから…

たぶん我が家の例は極端なものだけど、宝くじを買うよりも確実だなぁと思ってしまった。(思いっきり皮肉です)

私はがん保険に入った翌年に癌が見つかった。
癌を隠して加入したのではないかと疑われたらどうしようかと思ったが、その点は深く突っ込まれることなく、すぐに保険金が支給された。

病院の通院歴がなかったのが良かったのかもしれない。

ストレスの少ない入院生活を送りたい人

具合が悪くて入院するのに、赤の他人(しかもその人たちも具合が悪い人)と同じ空間で寝起きすることは絶対に無理だと思った。
ニオイとか、気配とか、音とか…耐えられる自信がなかった。

そして、実際に入院することになって、それが正しい判断だとすぐに悟った。

寝たきりでオムツをしている人も多く、廊下を通るだけでニオイが漏れているときもあった…

あと、比較的元気なご婦人方からの「若いのに何の病気なの?」とか「旦那さんは何してる人なの?」とか「子供はいるの?」という根掘り葉掘りの質問が辛かった。

私は廊下を歩いていただけなのに、暇を持て余した人から声をかけられてしまう… これが大部屋で一緒だったと思うとゾッとする。


自分のためにお金を使えない人

病院で個室を選ぶには追加で費用が必要になる。
私が入院した病院は個室代が1日につき8800円かかった。もしそれを自腹で払うことになるんだったら、個室は選ばなかったと思う。お金がもったいないからね。

真面目に節約、貯金をした経験がある人なら分かると思う。1万円を貯め残す大変さを。

それを知っているからこそ、いつ終わるかわからない入院生活のために毎日1万円を支払い続けることは恐ろしいことだし、退院後も治療が続くと考えれば、貯金はどんどん目減りしてしまう。
だから、少しでも安く抑えられる部分は安く抑えたいという思いが強くでてくるはずだ。


しかし今回私は、入院日額1万円が支給される医療保険県民共済)に入っていたので、躊躇なく個室を選ぶことができた。
「もったいない」という感覚ナシに、自分のために保険金を使えるのはとてもストレスフリーな経験だった。

ただでさえ自分の病状に不安を抱えているのに、金銭的な不安が加わっていたらどうなっていたのだろう。
もちろん夫がしっかり働いていてくれたため、すぐにどうこうという話ではないが、癌は「全治○ヶ月」で済む病気ではないので、長丁場を乗り越えることを考えると、自由になるお金はいくらあっても良い。


一度失った若さと健康は簡単には取り戻せない

大きな病気をした経験がない人ほど、自分の健康には妙に楽観的だったりする。
そして、ライフシュミレーションなんかしちゃって、その通りに未来予想図を描いていけるのだろうなんて、簡単に思っちゃったりする。

これはすべて自分のことを言っているのだが、辛うじて私が保険に加入していられたのは、自分の親・兄弟ががんになっているから、もし自分がそうなったときに「どうありたいか」想像できるチャンスが何度かあったからだ。

人生、何事も経験してみなければ分からないとは言うが、病気になってから保険に入ることはできない。
若いうち、健康なうちに入っておくべきもの。

だいたひかるさんのご主人が「がんはテロのようなもの」とおっしゃっていたという記事を読んだが、本当にその通りだと思うから。



<参考記事>

胃がんの治療費:医療保険・がん保険から受け取った保険金の総額まとめ - 35歳でスキルス胃がんになった。その後。

胃がんの治療費:がんになって初めて気づく、保険の本当のありがたみ - 35歳でスキルス胃がんになった。その後。


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