35歳でスキルス胃がんになった。その後。

結婚後、不妊に悩み、病院での治療を決心した矢先、35歳でスキルス胃がんになりました。TS-1の副作用により涙道が閉鎖し、常に涙が目からあふれ出ている状態です。

骨転移を疑った3月、そして現在の状況

スキルス胃がん(厳密には低分化腺がん)ステージ2bで胃の3分の2を開腹手術で切除した。
がんは幽門側にあり、十二指腸まで広がっていた。

まもなく術後1年6ヶ月を迎える。

前回の検査

前回(術後1年)の検査は昨年の12月だった。
抗がん剤の服用も終了し、体調は悪くない。食事に関しては以前の8割程度の量しか食べられないが、ダンピングになることなく、スムーズに食事ができていた。一時は10キロ減った体重も、少しずつ戻ってきていた。

痛いところも、悪いところも、全く自覚症状はなかった。

検査の結果、CT画像では問題は見つからなかったものの、腫瘍マーカー(CEA)の数値が 7.8(基準値5.0以下)だった。
医師に「もしかして、がんが身体のどこかでくすぶっているのかも」と言われ、ショックだった。

医師は2ヶ月後に血液検査の再検査をしましょうと言ったが、不安だったため、翌月再検査をお願いした。
再検査の結果、CEA 4.0となり、基準値5.0を下回った。

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骨転移を疑った3月

今年の3月のことだった。犬を抱きかかえようと中腰になって、脚を踏ん張ったとき、尾てい骨のあたりにピキッという痛みを感じた。

それ以降、座ったり立ったりする度に、そこが痛むようになった。
そうこうしているうちに、腰回りの右の背骨の周辺の骨(筋肉?)も痛むような気がしてきた。

初めはそんなに深刻にとらえてはいなかったのだが、夫に話したら、「うーん」と渋い顔をした。
そして、「ちょっと心配だねぇ…」と言った。

私は「だって、胃がんでしょ?尾てい骨に転移する?遠すぎない?」と少しムキになって言った。

すると夫は「いや、原発から位置が遠いとか、そういうのあまり関係ないんだよ」とかなり深刻な口調で言う。

ビックリした私は「胃がん 骨転移」「胃がん 尾てい骨」というキーワードで検索しまくった。
すると、胃がん原発でお尻の骨周辺に転移することは可能性としてはあり得るということがわかった。

そうなると寝ても覚めても尾てい骨が気になってしまう。
2週間たっても、やはり尾てい骨周りの違和感は消えなかったので、手術をした病院に行こうと思った。

しかし、大きな病院なので、CTの予約を取れるのは早くても2週間後だ。しかも、緊急という扱いにはならないため、朝から待って、予約患者の空き時間を使っての検査になる。
病院の硬いイスに長時間座っていたら、さらに具合が悪くなりそうだった。


尾てい骨の痛みの原因

まずは近所の整形外科でレントゲンをとってもらうことにした。
レントゲンでは初期の骨転移を見つけることは難しいようだが、何もしないよりましだ。そこで納得いく原因がわからなかったら、手術をしてくれた担当医に相談しよう。

前日の夜は緊張であまり眠れず、朝イチで病院に行った。患者も多くはなく、すぐに診察・レントゲン検査をしてもらえた。(胃がんであることは問診票で伝えていた。)

整形外科の先生はおじいちゃん先生でなんかホットする感じの人。

レントゲン写真を見ながら「転移とかね、骨がねぇ、どうこうってことではないと思いますよ。長時間床に座ったりしなかった?それか急に強い力が加わったりすると、尾てい骨が痛くなるんです。加齢とともに、骨と骨の間にあるクッションが薄くなってしまうからね。」と言った。

尾てい骨が痛くなったのは、道路に飛び出しそうになった犬を慌てて引っ張って抱きかかえた瞬間だ。
それに冬の間はコタツを出していたので、カーペットは敷いていたものの、床の上に座って長時間DVDを見ることがあった。
心当たりはある。

その後、腰のあたりを触診してもらって、「ほら。ここ痛いでしょ」とグリグリされた。
ちょうど私が違和感を感じていた部分だった。

「姿勢が悪くて左右のバランスが崩れると、ここにひずみが表れるの。ほら。」とさらにグリグリされた。

ぐぐ…痛い。

「ここら辺は治りにくいですよ。痛み止めを出しておきますから。」


現在の体調

痛み止めを処方してもらったが、私は使わなかった。痛みをごまかしたくなかったのだ。

病院に行った後、1ヶ月くらいは痛みを感じだ。
ただ、常に痛みを感じるという訳ではなく、硬いイスや床に長時間座ったあとに痛みを感じるのだ。
しかし、数日でその痛みは気が付かないうちに消えるので、「ほら、やっぱり大丈夫だったではないか」という安心感を得る。
その一方で、検査を先延ばしして、状況を悪化させるという愚かな判断をわたしはまたしてしまうのかという迷いもあった。
その繰り返しだった。

現在はというと、全く痛みはない。いつからその痛みが消えたのかもわからない。
自然に治ったというべきか。

たぶん、骨転移ではなかった。

そして、今の体調をシンプルに表現すると「元気」
流涙の症状は相変わらずだが、がん患者であることを忘れてしまうくらいに普通の生活を送れている。
6月の中旬にまたCT検査と血液検査があるが、もう受けなくてもいい気がしてきた。(そういう訳にはいかないけど)

食べる量は変わらないが、以前よりも体重が増えやすくなった気がする。(むしろ今は食べ過ぎないように気を付けている)
お化粧も一時は諦めていたアイメイクをまた始めて、それだけでも元の自分に戻れたようでうれしい。
生理周期も整ってきた。(妊活していたときよりずっと今の方が良い!)

夫ともまた仲良くなれたし、検査のことを思うと気が重くなるが、なるべく楽しいことだけして過ごそうと思う。



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