35歳でスキルス胃がんになった。その後。

結婚後、不妊に悩み、病院での治療を決心した矢先、35歳でスキルス胃がんになりました。TS-1の副作用により涙道が閉鎖し、常に涙が目からあふれ出ている状態です。

30代でがんになった嫁と姑の微妙な関係

既婚の友人たちと集まると、何かと話題になるのが嫁と姑の関係だ。
アラフォー子ナシ世代の友人たちは、同居問題も介護問題もまだ少し先のことという感じで、比較的サッパリとした嫁姑関係を築いている人が多い。

自分たちの生活の軸がしっかりあって、好きなこと・楽しいことして過ごしているので、あまり息子や嫁には意識は向かないのがイマドキの姑世代なのかな?
我が家も多分に漏れず、付かず離れずの良い感じの距離感を築けていると思っていたが、私ががんになって関係が少し変わってきてしまった。

夫と姑の狭間で

まず大前提の話として…実は夫と義母はあまり仲が良くない。
義母の前だと、夫は反抗期の中学生のような態度になってしまう。
義母も大人げなく、ムキになってそれに応対するもんだから、いつも二人の間は険悪な雰囲気だ。

基本的にお互いが直接連絡することはなく、すべてのやり取りは私を介して行われる。
お互い酷い言い方をするときもあるので、そこは私が柔らかい言い方に翻訳して、ふたりの間にさらに波風が起きないように取り計らう。
(んー、これも結構なストレスだったのではないか…)

面倒くさい。ひたすらに面倒くさいのだが、嫁として、妻としての務めの一つなのかな?と思うことにしている。


義母という人

義母はなんでも率直にものをいう人だ。裏表がないところは夫とそっくりで、思ったことをすぐに口にする。それには時々ビックリさせられることもあるが、裏でコソコソ言われるよりはずっといい。

しかし、やっぱり闘病中は何に付けてもナイーブになってしまいがちで、ちょっとした言葉にもズシーンと反応してしまった。

私が抗がん剤の副作用で苦しんでいるとき、義母からは『ああ、可哀想。これからどうなるのかしら。不安だわ…』『心配で心配で夜も眠れないのよ。』『私も〇〇(←夫)を妊娠中、つわりが酷くて死にたいとまで思ったのよー。』と励まし(?)のお言葉を頂いた。

ご心配をおかけして、こちらが悪いのは十分承知の上で言うが、一番不安で、心配で、自分が可哀想だと思ってるのは私自身だ。義母に言われると、さらに輪をかけて気持ちが悪い方向に揺れ動いてしまった。

開腹手術をするとどうしても腸閉塞になるリスクを負ってしまう。そのため、病気だからと言って寝たきりにならずに、なるべく身体を動かさなければいけないのだが、それを義母は理解してくれなかった。

私『今日、飲み物を買いに、近くのコンビニまで歩いていってみたんですよ』

義母『〇〇は(←夫)?あの子は何をしているの?車で連れてってくれないの?ダメよ。寝てないと!!』

別の日には

私『ちょっと雪が積もったので、家の前の雪かきをしました。』

義母『えー、ダメよ。転んだらどうするの?寝てなさい。△△(←夫の弟)を雪かきに行かせます。』

そんな感じで、何につけても明後日の方向に話が行ってしまうので、私も当たり障りのないことしか義母には伝えないようになった。


義母からのバトンを受け取り切れない私

結婚してすぐのとき、義母が私のためにわざわざ喪服(着物)を仕立ててくれた。そして『この喪服を私(義母)のお葬式で着てね。』とニッコリと言われた。

私のがんが発覚したときも『もう年だし、これからは看病される側になるんだと思ってたけど、まさかその前に嫁を看病することになるとは!!はははっ笑!!』と義母は言った。
結構重い言葉である。

どちらも相変わらずのカラッとした口調だったので、重苦しい雰囲気にはならなかったものの、義母としては息子が結婚して、徐々に次の世代へバトンタッチをしていけるというイメージができていたのだと思う。
それが思いもよらず私の闘病に付き合わせてしまって、入院中の洗濯も、退院後の食事の世話や通院の付き添いなど沢山甘えることになってしまった。

現実問題、義両親はどんどん年を取っていくだろうし、周りのサポートもこれから必要になってくるだろう。でも、まだなんだかそこまで深いところまで踏み込める関係ではなく、義実家に行ってもほとんど上げ膳据え膳のような関係だし、キッチンに入ってもいいものかどうかも未だに戸惑う。
向こうも私が病気をしてから、こちらにはあまり頼れないという感じになってしまっている。

夫が主導権を取ってくれないから、義実家との関係をどうしていけばいいのか自分で判断しないといけない。
でも、これからどうその一線を超えることになるだろうか。全く想像がつかないのが現状だ。



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