35歳でスキルス胃がんになった。その後。

結婚後、不妊に悩み、病院での治療を決心した矢先、35歳でスキルス胃がんになりました。TS-1の副作用により涙道が閉鎖し、常に涙が目からあふれ出ている状態です。

胃がん手術後の下痢の症状を抑える工夫3つ

胃がん手術後、一番大変だったのが食事だ。

術後、食べられる量は極端に減る。
入院前の体重が52キロ→退院するとき47キロ→自宅に戻って1ヶ月で42キロになった。

体重が減ってしまった理由は食べられる量が少ないことと1日3回以上は必ず起きる下痢だった。
酷い時は食べている途中に下痢が襲い、慌ててトイレに駆け込んだら、ついさっき噛み砕かれた小さなほうれん草の欠片やにんじんの欠片がそのまま出てきたこともあった。(汚い話すみません…)

食事は1日5回に分けて食べるとか、よく噛んで食べるとか、色々病院で指導されたことはあったのだが、いくら食事の回数を増やしても、よく噛んでも、急に下痢が襲ってしまう症状が落ち着くことはなかった。

そんな中、試行錯誤しながら何とか下痢の症状を抑えるための工夫を見つけた。胃がん手術後の下痢の症状に悩んでいる人に役立つ情報になれば幸いだ。

1回の食事で色々な種類のものを食べ過ぎない

食べられる量が少ないから、ちょっとずつでもバランスよく食事をとらなければいけないと思い込んでいた。
毎日おいしく食べる! 胃を切った人のための食事を見ても、
主食:おかゆ梅
汁物:けんちん汁風
主菜:白身魚のみぞれ煮
副菜:小松菜の卵とじ
という風に普通の人と変わらないメニューが推奨されている。

しかし、私がこういった主食、汁物、主菜、副菜のあるメニューを食べると、直ちにトイレに駆け込まなければいけない事態になってしまう。食べている途中から、腸がキュルキュル暴れ出し、さっき食べたものをものすごい勢いで下の方へ流れでていくのだ。『横になりたい』と思っても、食事のあと1時間は横にならないほうがよいという指導が頭をよぎり、だらしなくクッションにのけぞったり、トイレを行ったり来たりして、ひたすら嵐が過ぎるのを待つことしかできなかった。

毎日毎日、このような状態だったので、いい加減もうマニュアルなんて無視してしまえと思った。でなければ、どこに行ってもトイレの心配ばかりの生活だ。

ためしに、おかゆを止めて固いご飯にしてみた。そして、おかずは主菜のみ。ごはんと主菜を交互に食べることにした。
するとどうだろう。腸がキュルキュル激しく動き出すことはなく、食後の下痢もなかった。
副菜は2時間後くらいに、副菜だけ食べた。何事も起きなかった。

私はひとつコツを掴んだ。1回の食事で複数の品数のものを食べるより、主食以外のものを単品ずつ、時間の間隔を開けて食べる方が下痢を抑えることができるのだ。



食事中は水分を取らない

そして、もう一つのコツは食事中は水分量の多いものはなるべく避けるというものだ。
水っぽいおかゆはトーストしたパンに比べ、勢いよく胃から腸へ流れ込んでしまうと感じた。そのため、先述したようにおかゆを止めて、固いご飯をよく噛んで食べることにした。

また、食事中に汁物を取らなければ、食べたものが下に下っていくスピードは抑えられるということが分かった。
そうなると、うどんなどの麺類は食べないほうが良いものになった。どうしても麺類が食べたいときは、麺だけ食べた。汁は一切飲まない。

最初は食事中に水分を取らなければ、のどが詰まるような感じになってしまわないだろうかと思ったが、よく噛んで食べるので、唾液がよく出ていて、特に飲みこみにくかった記憶はない。

食事中に同時に汁物を摂取できるようになったのはつい最近のことで、それまでは外食するときは特に気を付けて、水っぽいものを食べないようにした。



水分補給は果物で

抗がん剤治療をしていたので、なるべく水分は多めに取るようにと言われていた。
しかし、食事中には水分は取らないほうが良いということに気づいたので、私が水分補給するときは食事の前後1~2時間に集中的にそば茶を飲んだ。そば茶はとろみが強いものを選ぶと、お腹にしっとりと落ち着く気がした。

そして、なるべくたくさんの果物を取るようにした。
TS-1の副作用で味覚障害が酷かったが、唯一果物の味は変わらなかった。
もも、梨、りんご、ぶどうなど、季節の果物をおやつ代わりに食べた。消化を良くするために果物を擦り下ろしたこともあったが、逆にお腹を下りやすくするため、皮をむいたものをそのまま食べるのが良かった。


自分に合った対処法を見つけることが大事

同じ胃の手術でも、全摘した人、胃の上部を切った人、胃の下部を切った人では、術後の身体の変化の出方は異なると思う。私は胃の下の方と十二指腸も切っているので、食後はこのような下痢の症状が出た。

病院では一般的なことは教えてもらえるが、それがすべての個人に当てはまることではないと気づくのは、実際に自分で経験してみてからである。誰しもが初めての経験で、手探りで進むのは大変だが、『こうであるべき』という固定観念を捨ててみると、対処法は意外と色々あることに気づく。


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