35歳でスキルス胃がんになった。その後。

結婚後、不妊に悩み、病院での治療を決心した矢先、35歳でスキルス胃がんになりました。TS-1の副作用により涙道が閉鎖し、常に涙が目からあふれ出ている状態です。

私が胃がんになった原因|スキルス胃がん患者の経験から

胃がんの原因に関する研究は多く行われており、主なリスク要因としては、多量の塩分・過度の飲酒と喫煙・ピロリ菌・強いストレスがあげられている。

私は野菜は好きでよく食べていたし、食生活に大きな乱れがあったとは思わない。ただ、夫が残業で遅く帰宅することが多かったので、遅い時間に食べてしまうことは多かったと思う。お酒は好きだが、楽しむ程度で酔うまでは飲まない。喫煙はしたことがない。

がんと告知されたとき、私の頭の中に浮かんだのは、胃がん検診を受けていなかったことへの後悔と強いストレスが自分の身体に悪影響を与えたのではないかという疑念だった。

胃がん検診だけ受けていなかった

特に胃がん検診を受けていなかったのは致命的なミスだったと思う。
乳がん検診も子宮頸がん検診も大腸がん検診も私は毎年受診していた。
ただ一つ胃がん検診だけは、受診できる会場が遠いということから、ずっと受けずに来てしまっていた。

また2012年頃、胃の不快感を感じて病院に行ったが、触診とX線検査で「これは胃ではなく、便秘が原因です」と診断され、便秘薬をしばらく飲んだらその不快感がなくなったという経験もあったから、深刻には考えていなかった。

ただ、2014年の秋口、胃が時折チクチク痛み出していた時点で発見できていれば、初期のステージで済んだかもしれない。
市販薬でちらしてしまったのが大きなミスだった。

ストレス

あとはストレス。これは自分の性格にもつながることだ。
愚痴を言うのが苦手で、すべて自分の中に押し込めてしまう。体調が悪いなと感じたときも、誰かに相談していれば、また別の行動ができていたかもしれない。
私は市販の薬を飲んで、すべて自分で解決してしまおうとした。

ピロリ菌に関する知識のなさ

また、ピロリ菌に関する知識がなかったというのも、自分の身体の異変に鈍感になってしまった要因の一つだったと思う。
大学生のとき、ゼミの担当教授がピロリ菌を除去する薬を飲んでいるという話は聞いていた。ただ、なぜそんなことをしているのかまでは思いが及ばなかったし、自分もすべきことだとも全く思っていなかった。

ピロリ菌を持っていれば必ずがんを発症するということではないが、胃がんが発症する要因としては非常に大きなものだ。私も最初の内視鏡検査のあと、すぐにピロリ菌を保持しているか検査をした。(尿検査と呼気で検査する2つの方法を取った)

遺伝的要因

ピロリ菌は井戸水を飲む機会が多かった50代以上の世代では70%の人が感染しているという。

実は私の母も約20年前にスキルス胃がんを発症している。

母が発症した原因は分からないが、かなりの確率でピロリ菌がなんらかの悪影響を及ぼしているのではないだろうか。そして、私も母からピロリ菌を受け継いでしまったのではないかと思う。

がんになって、今更ながらに気づいた。

この世にはいくつもの病気がある。母が胃がんになって、まさか自分もそうなるとは思わなかった。
いや、単に思いたくなかっただけなのかもしれない。

世の中には『がん家系』という言葉もある。
それにピッタリと当てはまる自分の運命から目を背けようとしていた私がいた。
「たぶん私は大丈夫」全く根拠のない勝手な思い込みをいまとても恐ろしく思う。

スキルス胃がんが遺伝するというデータを見聞きしたことはないが、ピロリ菌のこと、性格的なこと(3人兄弟のうち、私が一番母と性格が似ていると言われている)、がんが発症する要因として、私と母は重なるものを持っている。



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