35歳でスキルス胃がんになった。その後。

35歳でスキルス胃がんになりました。抗ガン剤TS-1の副作用により涙道が閉鎖し、常に涙が目からあふれ出ている状態です。

抗がん剤TS-1の副作用① 腸の激しい蠕動運動と腹痛

私が経験した抗がん剤のTS-1の副作用について書いていこうと思う。
実はこれが1番ブログに書きたかったことなのかもしれない。

手術をしたのが前年の12月9日だったから、術後約1ヵ月での抗がん剤治療開始となった。

<参考記事>

胃がん手術後、病理検査の結果|スキルス胃がん患者の経験から - 35歳でスキルス胃がんになった。その後。


胃がん手術後の抗がん剤治療 TS-1の副作用について

TS-1を服用する際に一番に心配になったのは、どんな副作用が起きるのだろうかという点だった。

TS-1の主な副作用としては

・吐き気
・食欲不振
口内炎
・発疹
・下痢スキルス胃がんの手術後、リンパ節に2カ所の転移が判明したため、TS-1での追加の化学療法を2016年1月13日からスタートした。
・色素沈着
味覚障害
・流涙

などがあげられるが、これらの全ての副作用が必ず起きると言うものではなく、どのような副作用になるかは個人によって大きな差がある。
そのため、まずは飲んでみないとどんな副作用が起きるかは全く誰にもわからないと言う状態だった。

私の場合、TS-1の副作用として一番酷かったのが、腹痛であった。
ただ、腹痛に関してはあまりTS-1の副作用としてはピックアップされておらず、『単にTS-1の副作用で具合が悪いのか』あるいは『手術が上手くいっていない?』『がんの再発・転移が起きている?』などと、色んなことを想像してしまい、とても不安になった。
担当医にも「あまりお腹が痛くなる人はいないよね」と言われ、益々不安に…
しかし、血液検査の結果は至って良好で、医師にも「副作用はほとんどないと言っていいレベル」と言われていた。

そのため、この時期は自分に似たような副作用の症状がでている人がいないか、ネットで検索ばかりしていた。
(それでも自分と似た症状の人はほとんど見つけることはできなかった)


TS-1の副作用 腹痛の原因

TS-1の飲み方は朝と夜の1日に2回、28日間(4週間)続けて飲んで、14日間(2週間)休薬するというのが基本的な服薬パターンである。
私の場合、TS-1を飲み始めて12日目前後から、酷い腹痛が起きた。

腹痛が起きるときは決まって、腸がグルグルグルと激しく蠕動したあとだった。
早期ダンピング症候群の症状と似ているが、それと違うのは何も食べていない、飲んでいないときにも、突然腸の蠕動運動が激しくなってしまうことだった。
そして、腹痛はずっと続くのではなく5分置きだったり、1時間くらい大丈夫だったと思ったら、また今度は30分置きに痛くなったりという感じで、断続的に腹痛が続くような状態だった。

担当医とも相談し、最初は整腸剤、次にブスコバンを処方してもらったが、ほとんど効き目は感じず…
腹痛自体は1~2分で治まるのだが、食事中、入浴中、就寝中、四六時中突然腹痛が起きるため、次にまたいつ痛くなるのだろうと思うと、何をする気にもなれず、ほぼ寝たきり状態で一日を過ごすことになった。

TS-1の服薬を一時中止

あまりにも腹痛が辛かったので、1クール目最後の1週間の服薬期間を残した時点でTS-1の服薬を一時中止することになった。
(血液検査をすると特に数値に異常はなく、TS-1服薬の継続は可能だったのだが…)
すると徐々に腸の蠕動運動は落ち着いていき、腹痛を起こす回数も少しずつ減っていった。

ただ、やはり1年間は続けて飲まないと効果がないので、今度は『14日間服薬し、7日間休薬する』というスケジュールに変更してみることにした。

すると、服薬開始から12日目前後に腸の蠕動運動が激しくなり、腹痛が起きてしまうという状況に変わりはなかったが、服薬自体は14日目で終了し、すぐに休薬期間に入るので、体調の回復は早くなった。そのため、実質体調が一番キツイのは『14日目と休薬期間の1日目~2日目』の計3日間のみとなったのだ。


腹痛を悪化させたこ

腹痛が激しいときはもちろん食事をとることもままならなかった。しかもほとんど寝たきり状態。
(何度も入院させてもらった方がいいんじゃないかと思ったが、病院に行くのまでが大変すぎたのと、病院だと眠れなくなるのが嫌なのと、3日間耐えればそのあとは落ち着くと思って、入院をするという選択はしなかった)

しかし、食べないとどんどん痩せていってしまうため(一番体重が減ったときがこの時期で40㌔。ちなみに身長は155cm。)、寝たまま食べられるものとして最初にピンと来たのがウィダーインゼリーだった。

夫に大量に買ってきてもらってベットで飲んでみたのだが、これが最悪だった…
腸がさらにグルグルと暴れ出すし、飲んだそばから水状の下痢となってでてくるだけで、全然逆効果。よけいに具合が悪くなった。
また、病院で勧められたテルミールも味覚障害によって、絶望的に気持ち悪い味に感じ、飲み続けることができなかった。

唯一の水分補給として飲むことができたのは、お砂糖を多めに入れたアップルティーだけという、なんとも悲惨な3日間を過ごすのだった。


腹痛が落ち着いたのは術後半年以降

腹痛が落ち着いてきたのは、術後半年を迎えた2016年6月ごろだった。この頃は食後の何とも言えない胃の不快感もなくなり、食べられる量も種類も増えてきていた。

また、『毎日桃を食べると下痢が止まる』という謎の健康法を編み出したのもこの時期で、下痢の回数も週に1回か2回あるかくらいになっていた。
腹痛や下痢が収まることで、体重の減少にもストップがかかり、一時期は40㌔まで落ちた体重も44㌔前後で安定するようになった。

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TS-1を飲み始めるとき、病院で大鵬薬品が制作した『ティーエスワンのてびき』というものを受け取った。それには副作用として激しい腹痛が起きるとは一切書いておらず、「もしかして私だけとんでもないことが身体の中で起きてしまっているのでは?」とものすごく不安になった。
逆に、てびきによくある症状として書かれていた『吐き気』『口内炎』『白血球の減少』という症状は一切起きなかった。

冷静に考えると、そのてびきに書かれていることがすべてじゃないことぐらい判断できるが、そのときはもうそんな風に考える余裕などはなかった…
情報との付き合い方は難しい。
ただ、今は再発・転移の兆候もなく、普通の暮らしができているので、今振り返ってみるとあの腹痛は間違いなくTS-1の副作用だったといえると思う。



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